初期開発から運用へ

転職して「別の会社」と言うものを初体験し、様々な変化に気付くことが出来た。

前職でも1年目と5年目で比べれば変化はあったのだが、変化が緩やかに感じられたのか気付いてなかった事が多々あるようだ。

例えば、「運用作業」だ。

運用作業と言う言葉には様々な定義があると思うが、とりあえず、「定常的に発生する作業」と定義しておく。

そして、その中でも管理ツールやCMSを使っての文言変更や特集ページのアップが、プログラマによって行われている状況が多いようだ。

過去を振り返れば、そういう状況が当たり前だった時期が私にもあったが、今考えるとあり得ないと思える。

プログラマは、プログラミングすべきであって、ページ更新をする職種ではない。

別にページ更新作業を軽視してる訳ではない。
直接ユーザに見える部分を一日に何度も何度も更新しなければならず、誤字脱字やアップミス等のオペミスが直で伝わってしまう作業だ。
なので、緊張の連続だろうし、プレッシャーに耐えられなければ続けることは出来ないだろう。

ただ、役割分担と言う意味で分けるべきだと思う。

何も考えずにプログラマが開発したからそのままページ更新作業もすると言うのは、非常に非効率だ。

きっちり初期開発フェーズと運用フェーズを分けて考え、フェーズ切り替わり時に運用チームに引継ぎを行った方が良い。

だらだら感はなくなるし、プログラマを次の案件に割り当てやすくなる。

他人への引継ぎを行うので、「どうせ自分が更新するからこんなんでもいいか」と言うような妥協は出来なくなる。

結果、品質の向上にも繋がるだろう。

社員数が少ない会社であればまた別だろうが、プログラマの数が二桁に乗り出したら、切り分けるを考える時期ではないだろうか。