書評 - ゲームにすればうまくいく

ゲーミフィケーションについて、知りたくて購入しました。

買ってから気付いたんですが、作者は株式会社ゆめみの代表でした。

内容的には、ゲーミフィケーションについてを広く浅くと言う感じがしました。

ゲーミフィケーションをg-デザインブロックと言う9つのブロックに分けて個別に解説しています。

1つ1つは理解出来る範囲ですし、わかりやすいと思うのですが、それを実際に行おうとしてる業務にどう導入していくかは特に触れられていません。

ですので、この1冊で自社サービスにゲーミフィケーションを活かしてどうのこうの出来るかと言えば微妙です。

参考になるものはあるかもですが、あくまで浅い内容だと感じましたので、その内容を理解した後に自身でどうにかする必要はあります。(当たり前っちゃ当たり前ですが)

著者自身もこの著書が、より多くの方に向けた内容であることは認識しているようです。

本質的なことは外さずに、なるべくわかりやすさを重視した書き方を心がけました。(中略)
今回はおもに、「ゲームの要素を使うってなんだろう?」と疑問を持ちはじめたばかりの方を対象としています。

後、個人的になるほどと思った一文です。

ソーシャルゲームでKPIを見ながらチューニングを行うと言う話の流れの中で、どういう数値を向上させれば自社として良いかと言う部分で、こんな文があります。

自社のビジネスにとって、まず「顧客との関係性の良好さ」はどのような数値で表現されるのかを特定することからはじめてみてください。

つまり、ソーシャルゲームとかだけでなく、例えば、受託ビジネスであっても「クライアントとの関係性の良好さ」を何かしらの数値で表現することが出来れば、
その数値をあげることに注力すれば良くなる為、目的が明確になります。

まずは、良好さと言うのを数値化してみるってのは面白いなぁと思いました。