書評 - これから始める株デイトレード

家庭環境のせいか昔から株取引には興味があって、最近は時間にも融通が効くので経験としてデイトレってもんもやってみたいなと思い読んでみました。

内容的には、見開きの右側が文章、左側が図解になっていて、全体ページ数もそんなに多くないので導入としては非常に読みやすいんでないかと思います。

本書の中でいくつかのテクニックが記載されていたので、今後始める時の参考の為にそれを書き記したいと思います。

  • リバウンド狙いテクニック
    • 長めの陰線で買いを仕掛けるテクニック
    • 長めの下ヒゲで買いを仕掛けるテクニック
    • 突発的な大陰線で買いを仕掛けるテクニック
    • ギャップダウンで買いを仕掛けるテクニック
  • 波乗りテクニック
    • 波乗りで買いを仕掛けるテクニック
    • 寄りつき直後の急騰銘柄波乗りテクニック
    • 後場寄り長めの陽線で買いを仕掛けるテクニック
    • 後場寄りのギャップアップで仕掛けるテクニック

陰線とかヒゲとか最初は何のこっちゃ分かんない言葉ばっかりですが、これらのテクニックは恐らくとても一般的なものだと思います。

なので、ネット上でもデイトレを教えてるページはあるでしょうし、そこにも書かれてることだと思うので、詳細は割愛しておきます。

他にもロスカットのタイミングや分足チャートやランキング、板のツールの使い方とかが書かれています。

私は、本書を読むことで、ますますデイトレをしたくなってきました!

でも、まだ始めませんぜ。軍資金が足りませんからw


さて、数年前に早稲田大学の研究グループが全てプログラムで値上り率や幅等を見て完全自動で取引を1年間続けた結果、黒字になると言うことがあったそうです。

つまり、今までは、経済状況やアメリカのニュースや各企業が何か発表したりといったイベントを見て株価が上下し、その幅で儲けると言うスタイルだったのにそういった人間的な情報が一切なくとも黒字になると言うことが証明されたのです。

これにより株取引は「投資」から「投機」へ大きくシフトしたようで(その善し悪しはさておき)、システムトレードと言うのが出てきました。

システムトレードとは、いわば株取引のAPIです。

売るとか買うとかといった関数が用意されており、ある銘柄の株価を取得する関数があったりします。

これらを使って自分で自動化することが出来るのです。

もちろん、自動化のロジックを考えるには株取引の経験が必要になりますが、組む上では他のプログラムと大差はありません。

最近は、マネックストレーダーでYesLanguageと言う言語を使って自動取引のプログラムを作ってたりしてます!


少し話はそれましたが、本書は、4年前に書かれてるとは言え、基礎的な部分を学ぶには良い導入書だと思います。